

他社製回転台との
組み合わせ

水平垂直ともに解像度2000TV本を実現
MOSセンサーを搭載し、オーバーサンプリングにより水平垂直ともに2000TV本を実現。被写体のディテールを高精細に再現します。また、F10(2000 lx)の高感度でS/N 62 dB以上を確保し、暗所でも低ノイズで高品位な映像撮影が可能です。
HLG/BT.2020とSDR/BT.709のサイマル運用が可能
広いダイナミックレンジで明暗の細かな階調を表現するHLG(Hybrid Log Gamma)に対応。また、自然界のほぼ全ての色を再現できるITU-R BT.2020により、色再現性に優れた映像表現を実現します。SDR/BT.709とのサイマル運用も可能なため、コンテンツごとに適切な色表現を行うことができます。

AK-UBX100は、4KスタジオカメラAK-UCX100と同一プラットフォームと共通のメニュー画面を採用。従来から課題とされていた色合わせの煩雑さを解消し、機器をまたいだ操作性の統一化を実現します。
AK-UCX100、AW-UE160W/Kと同じリモートオペレーションパネル(ROP)にそのまま接続。ボタン配置やメニュー階層も共通なので、オペレーターは機種を切り替えても迷うことなく操作できます。
複数機材が混在する現場でも、スムーズなオペレーションが可能になります。

カメラ制御とタリーを同じLANに統合し、GPIや専用タリー線を排除。ケーブル本数が減って設営は軽量・時短化できるうえ、ネットワーク設定だけでレイアウト変更や台数追加、リモート操作が行えます。IP経由でログ監視や一括ファーム更新も可能になり、システム運用まで一段とシンプルになります。
SMPTE ST 2110、NDI® High Bandwidth、SRTなど多彩なIP規格に対応。SMPTE ST 2110ではネットワークリダンダンシー(冗長化)に対応し、安定した4K IP運用を実現します。
SFP+/28スロット×2 に加え、12G-SDI出力×2 も標準搭載。光/IPとベースバンドの両系統で4KのA/B冗長ルートを確保できます。
・ SFP+/28×2:
光モジュールを装着し、光ケーブル2本をカメラヘッドへ直接接続。リダンダント運用が可能。
※SFP+/28モジュールは別売
・ 12G-SDI×2:
同じ4K信号を別ルーターに送りバックアップとするほか、HDR/SDRやClean/Dirtyの同時出力にも活用できます。

モアレ低減機能を搭載可能
AK-UBX100のモアレ低減は2つの選択肢からお選びいただけます。
- 標準搭載のUHD光学ローパスフィルターとHD光学ローパスフィルターを載せ替える
ターレットに搭載されているNDフィルターと併用も可能。
HD光学フィルターが常時作用するため、解像度が若干低下します。 - UHD光学ローパスフィルターを維持しつつ、ターレットにHD光学ローパスフィルターを搭載する
標準搭載のUHD光学ローパスフィルターを維持し、ターレット内でNDフィルターかHD光学ローパスフィルターを選択可能。モアレ低減をしたい場合にはHD光学ローパスフィルターを選択。その際はNDフィルターとの併用は不可となります。
HD光学ローパスフィルターOFF 時

HD光学ローパスフィルターON 時

※同一プラットフォームの4KスタジオカメラAK-UCX100を使用し、2 の条件で撮影しています。

軽量・小型設計により、ジンバルやクレーン先端でもバランスウェイトを削減。レンズや回転台などの選択肢の幅が広がります。
四面フラット+1/4インチネジ穴を備えたボディは、三脚・ジンバル・天吊り・クレーンへ工具なしで固定。ケーブルの抜き差しだけで向きや設置場所を即座に変更できるため、ロボットヘッドへの実装もスムーズに行えます。

フォーカスポイントをガイド表示でサポートする高精度フォーカスインジケーターや、像面位相差による測距技術を活用して合焦状態をアイコンで表示するフォーカスガイドを搭載。二度とない一瞬を美しく表現するライブプロダクションでのさらなる使いやすさを実現しました。また、ビューファインダー使用時に暗部のコントラストを高めることで、VF上の視認性を高めるVF暗部ブースト機能を搭載しています。
フォーカスガイドの使用イメージ
奥の花にピントが合っています。
(緑色の合焦アイコン)

手前の花に画角を合わせている最中は焦点が外れます。
(黄色のあとピンアイコンに変化)

マニュアル操作でフォーカス調整します。
ピントが合うとアイコンは緑色の合焦アイコンに変わります。

※同一プラットフォームの4KスタジオカメラAK-UCX100で撮影。
PDAF(位相差検出オートフォーカス)は、使用するレンズの種類やオペレーターの熟練度を問わず、素早く安定して被写体にピントを合わせられます。
ターゲットエリアの位置・サイズ・スピードを段階的に調整することができるので、熟練オペレーターも即座にマニュアル微調整へ移行でき、こだわりのフレーミングを確実にサポートします。
※1:将来対応予定。




※画像は開発中の画面です。
PDAF(位相差検出オートフォーカス)の仕組み
レンズを通った光をミラーで2経路に分岐し、撮像センサーとは別に配置された測距用センサーで左右像のズレ(位相差)を測定します。測距センサーはズレ量と方向を一度に算出できるため、カメラはレンズを“どちらへ・どれだけ”動かせばピントが合うかを即座に判断し、一発で合焦位置へ送り込める高速オートフォーカスを実現します。
