3チップDLP®プロジェクターの多くは、最大輝度で投写するのにAC 200 Vの電圧を必要とします。これに対し、PT-RZ14KJはAC 100 Vの電源で投写可能。14,000 lm*の高輝度と、3チップDLP®方式の色再現を融合させた迫力の演出を、これまでにない空間に届けます。電源工事が不要なことから、初期導入の手間・コストも削減。通常のコンセント環境にて、屋外イベントさながらのイマーシブな映像空間を創出できます。
* 工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2021データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書B に基づいています。

前モデル「PT-RZ12KJ」(12,000 lm)に比べ、質量20 %減、体積約40 %減の大幅なサイズダウンを実現。電源ブロックの小型化、電源システムの効率化、光学ユニット部品の見直しが可能にする小型軽量化により、2名の人員でスムーズに運搬いただけます。輸送、搬入、設置の負担を抑えつつ、天井スペースが確保しづらい展示室など、これまで以上に多様な空間で高輝度3チップDLP®演出を可能にします。

使用環境に合わせて端子部をカスタマイズできるよう、Intel® SDM(Smart Display Module)規格の拡張スロット*を装備。当社の12G-SDI端子ボード「TY-SB01QS」、12G-SDI Optical 端子ボード「TY-SB01FB」、DIGITAL LINK端子ボード「TY-SB01DL」、ワイヤレスプレゼンテーションシステム受信ボード「TY-SB01WP」に加え、他社製のファンクションボードも装着できるため、拡張性がさらに広がります。
※ 端子部レイアウトはイメージです。
* Intel® SDM 仕様のファンクションボードは別売です。スロットへの伝送方法がHDMI信号によるものに限ります。Intel® SDM 仕様に対応した他社製品すべての動作を保証するものではありません。

プロジェクターをスマートフォン上で操作できる「Smart Projector Control」アプリ*1に対応。iOS/Android™端末にアプリをインストールし、OSD画面に表示されるQRコード*2を読み取って無線LAN接続すれば、電源オン・オフやステータス確認、入力信号の切り替えなどが手持ちの端末から可能になります。最大64台のデバイスを同時にコントロールできるほか、レンズ調整やテストパターンの切り替え、30 m*3離れた位置からの自動フォーカス調整*4にも対応。「Smart Projector Control」アプリ*1について、詳しくはこちらをご覧ください。
*1 対応端末やOS については、App Store またはGoogle Play をご覧ください。
*2 QRコードを読み取ってWi-Fi接続する場合、別売のワイヤレスモジュールAJ-WM50GTが必要です。
*3 300型スクリーンを投写した場合。100型スクリーン投写時は3 mになります。
*4 一部の端末は対応していません。

プロジェクターを搬入した直後など、使用電源が確保できない状況でも設定を行える「NFC機能*1」に対応しています。本体表面の「NFCタッチポイント」にスマートフォンをかざすと、プロジェクターに登録されている設定情報を自動で読み取り。IPアドレスやプロジェクターIDなどの情報をその場で書き換えることができ、デバイスを再度かざせば反映完了。本体の初期化も電源投入なしで行えるため、イベント終了後の機材管理にも便利です。
*1 対応端末やOS については、App Store またはGoogle Play をご覧ください。

10種の内蔵テストパターンに加え、お持ちのコンテンツを最大3つまで、ユーザーテストパターンとして登録できる機能を新たに搭載。いつものテストパターンで調整を行いたい、投写コンテンツで見え方を確認したい、といったキャリブレーション上のニーズに応えます。テストパターンの取り込みは、USBメモリまたはネットワーク経由で、OSDスクリーンの[テストパターン]メニューから行うことができ、保存や削除、名称変更もそこから可能です。
※ 本機に登録できるテストパターンは、次の条件を満たす静止画データです。解像度 1920 x 1200 ドット以下の PNG 形式または BMP 形式ファイル。PNG 形式の場合:1/8/16/24/32/48/64 ビット(ただし、αブレンディングは無効になり、後景画像は透過されません)。BMP 形式の場合:1/8/24 ビット。

任意のグリッド数・ポイントによる幾何学ひずみ補正をリモコンだけで行える「フリーグリッド機能」を搭載しています。2 x 2、3 x 3、5 x 5、9 x 9、17 x 17からグリッド数を選び、グリッドパターンとして表示させることで、ポイント単位でのひずみ補正や、垂直・水平ラインを指定しての一括補正が可能に。補正データはグリッド数・ポイントの変更後も維持されるため、大まかな修正から細かな修正への移行もスムーズ。高度なスクリーン調整をリモコン1つで行える便利な機能です。

「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」のアップグレードキットをプロジェクターに適用済みのため、有償でのアクティベーションが不要に。無料版ソフトウェアをダウンロードするだけで、パソコンを用いた補正範囲の拡大や、市販のカメラによる幾何学ひずみ補正・エッジブレンディング・カラーマッチング・スタッキング・輝度・黒レベルの自動調整が可能になります。球状などの特殊スクリーンに加え、マルチスクリーン調整もスピーディーに行えます。
※ 「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア&アップグレードキット」を利用するには、プロジェクターの登録が必要です。会員制サポートシステム「PASS」に登録いただくと、Windows®用「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア(無料版)」のダウンロードが可能になります。自動スクリーン調整機能は、ニコンD5200/D5300/D5500/D5600/D7500に対応しています。これらのカメラを用いて自動スクリーン調整を行うには、「自動スクリーン調整プラグインソフト」(PASSより無料でダウンロード可能)のインストールが必要です。また、D7500を用いる場合は、幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア 6.1.10以降、自動スクリーン調整プラグイン 5.1.10以降のバージョンが必要です。

「リモートプレビューライト」を用いれば、演奏リハーサル中など、コンテンツを投写できない状況でも入力映像を事前に確認できます。お持ちのパソコンとプロジェクターをネットワーク接続すると、WEB制御画面または「複数台監視制御ソフトウェア」が、入力映像をサムネイル表示。シャッター使用中やスタンバイ状態*でも確認できるので、ソース機器とプロジェクター間の不具合をいち早く検知。トラブルへの迅速な対処を可能にします。
本体操作部に搭載の「情報表示画面」が、温度・電圧、使用時間、入力信号などの情報をリアルタイム表示。万が一、本体にエラーが発生した場合は、エラー番号とその内容をすぐさま報告します。操作パネルを押下して、IPアドレスを変更したり、ファームウェアをアップデートしたりすることも可能。プロジェクターを立ち上げ、メニュー画面を表示させる必要がなくなり、機材の確認を迅速化できます。

当社の「ダイナミックコントラスト」技術をさらに進化させ、25,000:1*1の高コントラスト比を実現。また、新開発の映像シーン解析回路が明部と暗部をより細かく認識し、それに合わせて正確な光源制御を行うことにより、一層シャープなコントラスト表現が可能に。フレームごとのシーン連動モジュレーションを完全なデジタル制御で行うため、明るい場面は明るく、暗い場面は暗く、シーンごとに最適な、メリハリある表現を実現します。
*1 全白/全黒、ダイナミックコントラスト:「3」時。工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2021データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書B に基づいています。

コンテンツのビット深度が不足している場合、投写画面全体に縞状のノイズ(階調段差)が生じることがあります。PT-RZ14KJは、このような階調段差をリモコン1つで緩和できる「グラデーションスムーザー」機能を搭載しています。緩和レベルは、ノイズの度合いに応じて3段階から選択でき、不要な場合はオフにすることも可能。元映像の再編集が省けることから、コンテンツ制作の工数削減も見込めます。
※ 工場出荷時、グラデーションスムーザーの除去レベルは[2]に設定されています。

従来の黒レベル補正の場合、境界の幅・傾きのみを指定して補正を行うため、曲面スクリーンなどのエッジブレンディングが困難でした。このようなお困りごとを解決するため、PT-RZ14KJは、黒レベル補正の境界をスクリーン形状に合わせて変形できる機能を搭載しています。最大17点のポイントを用いることで、平面以外のスクリーンでも柔軟な黒レベル補正が可能に。高い精度を実現し、マルチスクリーンの一体感を高めます。

黒レベル補正がさらに進化し、映像表示エリア外の重なり部分の黒浮きも補正できるようになりました。幾何学ひずみ補正と非連動で黒レベル補正できる新機能により、従来はカバーしきれなかった映像表示エリア外の黒浮きも抑えられ、上端から下端まで、徹底的にシームレスな映像を投写できます。
※ 黒レベル補正前に黒レベルエリア設定を実施しておく必要があります。幾何学歪補正非連動の黒レベル補正は、平面スクリーンにおいて、横1列、または縦1列に並べる場合のみ使用可能です。

IEC規格60529/JIS C0920 IP5X(防塵形)*2に準拠した光学エンジン・レーザー光源モジュールにより、フィルターレスでの20,000時間*1メンテナンスフリー運用を実現。内部循環システムも吸気から排気までスムーズに流れる設計になっており、液体冷却システムを組み合わせることで、安定した連続運用をサポート。高温環境や、人通りの多い環境でも安心してご使用いただけます。
*1 [ダイナミックコントラスト]を[3]に設定、IEC62087:2008 ブロードキャストコンテンツ投写、温度35 °C、海抜700 m、ほこり環境0.15 mg/m3 の条件下で、光出力が半減するまでの使用時間です。20,000 時間を目安に、内部清掃を兼ねた点検を販売店にご依頼ください。使用条件や使用環境によって光出力半減時間は異なります。使用環境によってメンテナンス時期が短くなる場合があります。使用時間が20,000 時間を超えた場合は、本機内部の部品交換が必要となる場合があります。
*2 本機の防塵性能は、全ての条件下(導電性の粉塵が舞う環境など)の使用における製品の無破損、無故障を保証するものではありません。油分、塩分、水分を含むスモークのある環境の場合はエンクロージャーなどをお使いください。

パナソニック製3チップDLP®プロジェクター共用のオプションレンズに対応しています。最大 ±66 %(上下)/±24 %(左右)のレンズシフトが可能なズームレンズには、新たにET-D3LEW600をラインアップ。また、全天周・パノラマ投写を少ない台数で実現する魚眼レンズET-D3LEF70にも対応。限られたスペースでの使用に向けて、ゼロオフセット超短焦点レンズET-D3LEU100/ET-D3LEU101や、ゼロオフセット短焦点ズームレンズET-D3LEW200/ET-D3LEW201もご用意しています。
※ 一部レンズは非対応。投写レンズは別売です。本製品に対応のオプションレンズについて、詳しくは「オプション」をご覧ください。
入力信号が乱れてもシームレスに投写を継続できる「バックアップ入力*1」に対応。HDMI 1をプライマリー入力に、HDMI 2をセカンダリー入力に設定しておけば、万一HDMI 1の信号が乱れても、最速約0.3秒*2でHDMI 2へとスイッチ。映像を中断させてはいけない環境での信頼性を高め、安定した運用を実現します。
*1 プライマリー/セカンダリー入力の組み合わせは固定です。プライマリー信号(またはセカンダリー信号)が中断された際に、自動的にセカンダリー信号(またはプライマリー信号)に切り換わります。プライマリーおよびセカンダリー入力信号が同じである場合にのみ、バックアップ入力設定が有効になります。
*2 バックアップ入力モードの設定と、ご使用の外部接続機器に依存します。

映像をミュートしたい時に便利な「メカニカルシャッター」を標準搭載しています。スクリーンを完全にブラックアウトできるだけでなく、外部からのレーザー光を遮断することで、DMDチップを保護する役割も果たします。シャッター機能は光源を点灯させたままでも設定でき、解除もボタン1つで行えます。
光源トラブル発生時も安定して投写を続けられるよう、「マルチレーザードライブエンジン」を採用。多数のレーザー素子からなるモジュールを複数個搭載しており、万一いずれかの素子に不具合が生じても、パナソニック独自の冗長設計による保護回路が働くため、ほとんど輝度を落とすことなく投写を継続できます。大規模なイベントなど、映像の中断が許されない場面でも安定したパフォーマンスを実現します。

・Art-Net DMX、PJLink™、Crestron Connected™ V2、Crestron XiO Cloud™、Extron XTP®、IPv6*1に対応
・「複数PJファームウェア一括アップデートツール」に対応
・「コントラスト連動&シャッター連動」機能
・90 %の輝度均一性
・「データクローニング」機能*2
・360度全方位に設置可能
・クイックオフ
・複数台輝度・色コントロール機能
・マルチスクリーンサポートシステム
・DICOMシミュレーションモード
・波形モニター機能
*1 ワイヤレスモジュール AJ-WM50GTはIPv6に対応しておりません。 *2 同一機種のみ実行可能。パスワード、プロジェクター名称/ID、ネットワーク設定を除く。
前モデルの「PT-RZ12KJ」に比べ、質量20%減、体積約40%減となる大幅なサイズダウンを実現。AC 100 V / AC 200 V電源*1に対応し、当社3チップDLP®レンズ資産*3をご活用いただけるほか、自社またはサードパーティ製のファンクションボード*4を装着できるIntel® SDMスロットも装備。「NFC」機能、「ユーザーテストパターン登録*5」機能、アップグレードキット適用済「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア*6」などの多彩な機能にも対応しています。
高輝度、高解像度、高コントラスト表現と、3 チップDLP®方式による忠実な色再現性を融合。コントラスト比も25,000:1*7 に向上しており、独自の映像シーン解析回路と組み合わせることで締まりのあるコントラスト表現を実現。階調段差を緩和する「グラデーションスムーザー」や、ポイント単位での黒レベル補正にも対応し、シームレスで滑らかな映像を投写できます。
IEC規格60529/JIS C0920 IP5X(防塵形)*8に準拠した光学エンジン・レーザー光源モジュールの搭載により、フィルターレスで20,000時間*9メンテナンスフリー運用を実現。独自の冗長設計を施した「マルチレーザードライブエンジン」と、信号トラブルに対処する「バックアップ入力*10」機能によって、ダウンタイムのリスクも最小化。本番に強い、高信頼な設計を可能にしています。
*1 AC 100 V ~ AC 120 V 使用時、サードパーティ製のファンクションボードを取り付けている場合は光出力の最大値が低下します(暫定)。
*2 工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2021データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書B に基づいています。
*3 一部レンズを除く。本製品に対応のオプションレンズについて、詳しくは「オプション」をご覧ください。
*4 Intel® SDM 仕様のファンクションボードは別売です。Intel® SDM 仕様に対応した他社製品すべての動作を保証するものではありません。
*5 本機に登録できるテストパターンは、次の条件を満たす静止画データです。解像度 1920 x 1200 ドット以下の PNG 形式または BMP 形式ファイル。PNG 形式の場合:1/8/16/24/32/48/64 ビット(ただし、αブレンディングは無効になり、後景画像は透過されません)。BMP 形式の場合:1/8/24 ビット。
*6 「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア&アップグレードキット」を利用するには、プロジェクターの登録が必要です。会員制サポートシステム「PASS」に登録いただくと、Windows®用「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア(無料版)」のダウンロードが可能になります。
*7 全白/全黒、ダイナミックコントラスト:「3」時。工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2021データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書B に基づいています。
*8 本機の防塵性能は、全ての条件下(導電性の粉塵が舞う環境など)の使用における製品の無破損、無故障を保証するものではありません。油分、塩分、水分を含むスモークのある環境の場合はエンクロージャーなどをお使いください。
*9 運用モード「ノーマル」、[ダイナミックコントラスト]を[3]に設定、IEC62087:2008 ブロードキャストコンテンツ投写、温度35 °C、海抜700 m、ほこり環境0.15 mg/m3 の条件下で、光出力が半減するまでの使用時間です。20,000 時間を目安に、内部清掃を兼ねた点検を販売店にご依頼ください。使用条件や使用環境によって光出力半減時間は異なります。使用環境によってメンテナンス時期が短くなる場合があります。使用時間が20,000 時間を超えた場合は、本機内部の部品交換が必要となる場合があります。
*10 プライマリー/セカンダリー入力の組み合わせは固定です。プライマリーおよびセカンダリー入力信号が同じである場合にのみ、バックアップ入力設定が有効になります。