1.9GHz帯(DECT準拠方式)とは?
1.9GHz帯は電波利⽤料が不要で、通信⽅式は時分割多元接続⽅式です。周波数だけでなく、時間を分割して通信を⾏っています。
DECT準拠⽅式は、2011年3⽉に策定された新しいデジタルコードレス電話機の標準規格です。DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)はETSI(欧州電気通信標準化機構)の商標で、世界で広く普及している無線通信⽅式のひとつです。

1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステムは、小規模空間から、中・大規模空間、簡単に持ち運べるポータブルワイヤレスアンプまで様々な空間に対応した製品ラインアップを揃えています。
![[ハンドヘルド型] WX-ST200](/sites/default/files/2022-06/microphone_feature_15%20_0.jpg)
![[防滴型] WX-ST210](/sites/default/files/2022-06/microphone_feature_15%20_1.jpg)
![[ダイナミック型] WX-ST250](/sites/default/files/2022-06/microphone_feature_17.jpg)
![[タイピン型] WX-ST400](/sites/default/files/2022-06/microphone_feature_18.jpg)


![[ヘッドセット型] WX-SM405、WX-M210](/sites/default/files/2022-06/microphone_feature_19.jpg)
![[ポータブルワイヤレス送信機] WX-ST510](/sites/default/files/2022-06/microphone_feature_20.jpg)
ワイヤレスアンテナは、当社独自技術の3ダイバーシティ方式を採用しています。
電波の強さ+ 無線エラー判定で、常にデータエラーのない信号を選択することで安定した通信を実現します。
※ダイバーシティ方式とは、受信不良(デットポイント)を防ぐために、2系統の受信システムを用い、電界の強い(電波が強い)方の系統を常に選択して受信する方式。


通常のアンテナは、電波反射の大きい部屋では無線通信が劣化することがあり、受信が乱れることがあります。
当社のワイヤレスアンテナは、電波が複数とんでいる場合もよりよい電波を選択するため、様々な場所で安心して使用することができます。

1.9GHz帯(DECT準拠方式)採用により、チャンネル使用状況を常時モニタリングしているため、自動で安全なチャンネルを選択し通信を行うことができます。
万が一、干渉が発生しても自動的に他チャンネルに切り替える(自動干渉回避機能)ため混信のない拡声が可能です。
隣接した部屋や、複数の部屋でマイクを使用しても、混信することなく安心して使用することができます。

高圧縮率の音声コーデック採用により、広い音声周波数帯域100Hz~15kHzを実現しました。また、スピーチに最適な音声を実現するため、周波数特性を調整しています。
① 低域をカットしてすっきりした音に
音の高低は周波数の高さで決まります。低い声(=周波数が低い)は、マイクを通すとこもって聞こえづらいため、低域の成分を抑えすっきりした音を再現しています。
② フラットな周波数特性で原音を忠実に
中低域の音に厚みを持たせ、幅広い周波数帯で出力レベルがフラットになるように調整し、原音を忠実に再現しています。
③ 音声帯域外の高域を抑えて聞きやすい音に
音声帯域外の高音は、耳障りに聞こえる場合があります。高域の成分を抑え、聞き取りやすい音に調整しています。

1.9GHz帯採用に加え、当社独自の無線通信技術により、マイクは単一システムで最大16本使用可能です。複数人でのディスカッションや会議など、幅広い用途に対応できます。
また、マルチセッション機能を使用いただくことで、単一システムで運用できるマイクロホンの本数を拡張することができます。

1.9GHz帯を採用しているため、800MHz帯ワイヤレスマイクロホンとの共存が可能で、既存設備に加えてワイヤレスマイクロホンの増設ができます。

800MHz帯は、1つの周波数をチャンネルとして占有します。
そのため、周波数が重なったり隣接したりするさいに無線干渉を起こします。無線干渉を回避するためには、チャンネルプランを作成する必要があります。
1.9GHz帯は、周波数と時間で分割されたチャンネルを1つ占有します。
無線干渉を起こさないように自動でチャンネルを切り替えながら通信を持続するため、チャンネルプランの作成が不要です。チャンネルプランを作成する必要がないため、マイクを新たに導入する際にも簡単に使用することができます。

ワイヤレス受信機とワイヤレスマイクロホンは、組み合わせる機器同士のボタン操作だけでペアリング登録を簡単に行うことができます。

ワイヤレスマイクロホン(WX-ST200)の重量は電池込みで約180g。
軽いため女性でも持ちやすく、長く持っていても疲れにくいマイク設計で、ストレスなく長時間の授業や会議、スピーチを行えます。

ワイヤレス受信機とワイヤレスマイクロホンの間で通信を行うため、800MHz帯のアナログ方式と比べて、システム間の混信や盗聴の心配がありません。
重要な会議・場面でも、安心して使用できます。

単3形ニッケル水素電池が使用可能で、ワイヤレスマイクロホンに装填したまま充電ができます。 また、単3形アルカリ乾電池にも対応し、充電忘れがあった場合の緊急対応も可能です。
充電器は⾮接触充電⽅式のため、ほこりやチョークなどの接点の汚れによる接触不良が少なく、安定した運⽤ができます。
また、卓上型ワイヤレス送信機(WX-ST600)、バウンダリー型ワイヤレスマイクロホン(WX-ST700)は、万が一電池がきれた場合でも、USBケーブルから充電でき、充電中もマイクの使用が可能です。

ワイヤレスマイクロホンは、外部入力端子(ライン入力)を備えています。
プレゼンテーションの途中でパソコンやスマートフォンの音源を再生する場合は、マイクのライン入力からケーブルで接続することで、簡単に音源を再生することができます。

パソコンと接続することで、システム設計、設定からシステム運⽤までを⽀援する3つのソフトウェアを無償で⽤意しています。
- Microphone System Configuration Center (MicCC)※
ワイヤレス受信機、アンテナステーションとパソコンをLANケーブルで接続することにより、各機器の接続状態の確認やシステム設定などができます。
※従来の1.9 GHz 帯デジタルワイヤレスマイクシステムの各種設定や状態管理をする「運用支援ソフト」は、MicCCに統合しました。
- かんたんワイヤレス設計ツール
システム購⼊前のシステム設計を⽀援するツールです。
- 設定支援ソフト
システム購⼊前、もしくは設置時に電波状況を確認するツールです。

1.9GHz帯のワイヤレスマイクロホンは、パナソニックのリモートカメラとの連携が可能です。
リモートカメラの任意の複数のプリセットを管理・制御できるVisual Presetソフトウェアキー AW-SF300Gと合わせて使用することで、ワイヤレスマイクロホンの音声信号のレベルを検知し、発言者に向けて自動でリモートカメラの向きを切り替えることができます。また、ソフトウェアによる制御は不要でPCレスでカメラ連携を行いたい場合は、AVプロセッサー WR-AV800 を使用することで実現できます。
リアル側のカメラ映像が部屋全体のみで各参加者が小さく、誰が発言しているのかわからないといったハイブリッド会議で生じる課題を解決することができ、より臨場感のある会議や授業を行うことができます。

※リモートカメラとの連携は、発売中の全ての1.9GHz帯のワイヤレスマイクロホンに対応しています。
※AVプロセッサー WR-AV800 は、2025年度第一四半期発売予定。
※リモートカメラとの連携を行う場合は、ワイヤレス受信機(WX-SR202A、WX-SR204A)、増設ワイヤレス受信機(WX-SE200A)、ワイヤレスアンテナ(WX-SA250A)をV6.00以降にバージョンアップする必要があります。 (ファームウェアダウンロードはこちら)
※Visual Presetソフトウェアキー AW-SF300Gをご使用いただくには、事前に無償ソフトウェアの Media Production Suite のダウンロードが必要です。
※Visual Presetソフトウェアキー AW-SF300Gは、発売中の全てのパナソニックのリモートカメラに対応しています。
[90日間無料トライアル実施中]
AVプロセッサーWR-AV800が最大4台のシーリングマイクと、最大8台のリモートカメラと連携し、発話者に向けて自動的にカメラを向けることが可能です。話者が移動した場合や、複数いる場合であっても、オンライン先に話者の位置を正確に届けることができるため、スムーズなコミュニケーションを実現できます。
また、自動追尾のON/OFFをエリアごとに設定できるため、話者以外が席を立っても追尾させないことも可能です。

ガイダンスの5番を押してください。