2017年から進めてきたワークプレイス改革は、ハイブリッドワークが定着した今、新たなフェーズへと進化しています。その“第2章”の象徴ともいえるのが、社員のコラボレーションを加速するスペース「COMMONS」です。オープンな打合せや活発なブレスト、ひとりワーク、リラックスして食事や休憩、各種イベントなど、多彩な用途で活用できる環境を整えています。名前に込めた“CO”には、「共に、一緒に」という意味に加え、Connectの語源としての想いも重ねています。社内外の人々がつながり、互いの知見やアイデアを融合させながら、新たな価値を生み出していく。そんな共創の場としてふさわしい名前を目指しました。

このCOMMONSは、統一されたコンセプトのもと、複数の拠点で展開されており、それぞれの場所で同じ思想を体現する空間として機能しています。実際に、全社や事業部のALL HANDS MEETING、グローバル全体会議、社外ゲストを招いたセミナー・イベントなど、様々なシーンで活用されています。単なる物理的なスペースではなく、人と人、人とアイデアが出会い、共鳴し合う場。ここでの日々のやりとりが、次の一歩を後押しするものになることを期待しています。

社内外様々な人がゆるやかにつながり交流を楽しむ場として、当社に関心や共感を寄せてくださった多くの方々との出会いを一過性のものにせず、持続的な関係へと育てていくために「タレントコミュニティ」を運営しています。パーパスに共感してくださった方、アルムナイ（卒業生）、学生、現役社員など、互いに学び合い、社内外の人がゆるやかにつながり続けることで、未来の仲間を育み、事業の永続的な発展を支える土台を築いています。

技術研究開発本部においてアドバイザリーボードを設立しました。本アドバイザリーボードは、各分野の第一線で活躍する有識者を招聘し、当社の技術研究開発戦略、特に「Industrial Embodied AI」の具現化に向けた研究テーマに対して、多角的な視点から専門的な助言をいただくことを目的としています。
社内外の知を結集し、協働を通じて技術開発の質とスピードを高めながら、組織としての挑戦力を強化していきます。これにより、サプライチェーンにおける現場イノベーション分野での世界トップレベルの研究機関を目指すとともに、最先端技術領域での学術研究の発展と、ソリューション提供を通じた社会貢献を実現していきます。