プロジェクションマッピングで「夜型観光」を推進
瀬戸内海をのぞむウォーターフロントに位置し、交通の利便性を兼ね備えたサンポート高松エリアでは、コンサートなどの大規模イベントなどが開催される県立アリーナに続き、世界的な高級ホテルの開業も控えています。「夜間の観光コンテンツ」の充実を図ることで、国内外からの誘客や、県内での滞在・宿泊、観光消費額の拡大につなげたいと実施されました。
50,000 lmの明るさ&ネイティブ4K解像度による臨場感
曲線で構成された特長的な形状への投映であることと県民はもちろん県外からの観光客にも満足いただけるよう、ハイクオリティな迫力ある映像表現が求められました。そこで選ばれたのが50,000 lmの明るさとネイティブ4K解像度が圧倒的な臨場感を創出するPT-RQ50KJ、メインアリーナにはPT-RQ50KJを6台、サブアリーナにはPT-RQ35KJを5台設置し投写。長距離にわたる全てのプロジェクター間の映像連携をET-FMP50を使用することで実現、短期間での設営と安定した稼働を可能としました。また、スピーカーはWS-LA500を16台、WS-LA550を4台を設置することで臨場感をアップ。会期中の3日間で約3万3000人が訪れました。
高松の伝統文化や工芸品をダイナミックに演出
アリーナの大きな屋根にデジタルアニメーションが映し出されました。9分間のコンテンツを、幕間映像を挟みながら複数回投写。大小2つあるアリーナの形状を活かし、スナメリがメインアリーナとサブアリーナを行ったり来たり自由に泳ぎ回る様子や、地球と月に見立てた幻想的な映像が出現。さらにさぬき獅子舞や高松和傘、讃岐かがり手まりといった、地元・高松の伝統文化や伝統的工芸品も、色鮮やかに描き出されました。観覧場所であるアリーナ北側シーフロントプロムナードはもちろん、抽選で選ばれた のべ800名の方を対象としたクルーズ船からの観覧もでき、「綺麗だった」「迫力があった」といった声が聞かれました。






短期間での設営と広範囲にわたる高精度映像投映の切り札
ET-FMP50は、センター装置からイントレまでをLANケーブルだけでシンプルに配線できることが大きな魅力です。さらに、今回はカメラによる自動映像調整を採用。8K×1Kの横長コンテンツフォーマットにも対応でき、コンテンツの切り出し工程も削減されるので、現場調整作業の時間が大幅に短縮されました。




- メディアプロセッサー ET-FMP50 ×5台
- 3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RQ50KJ ×6台
- 3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RQ35KJ ×5台
- RAMSA ラインアレイスピーカー WS-LA500 ×16台
- RAMSA ラインアレイスピーカー WS-LA550 ×4台
2025年早春、誕生した大型施設「あなぶきアリーナ香川」
2025年2月に誕生したばかりの大型施設「あなぶきアリーナ香川(香川県立アリーナ)」で、プロジェクションマッピングによるイベントが開催されました。「プロジェクションマッピング 2025 Departure(出発・船出)」と題され、3月13日(木)~15日(土)18:45~20:30の期間限定で実施され、海から楽しむことができる観賞クルーズも運航されました。
所在地:香川県高松市サンポート
URL:https://kagawa-arena.com/



Departure(出発・船出)
全幅230mにおよぶ緩やかな曲線で構成された特長的な外観のアリーナへのプロジェクションマッピングを短期間で準備・成功させたい。
短期間で施工するためにET-FMP50を採用。
大小のアリーナへの映像が美しく見えるように明るさの異なるPT-RQ50KJとPT-RQ35KJを配置し、運用面でも調整短縮できるようカメラの自動調整を行った。
香川の魅力を国内外に広く発信し夜型観光を推進するため、県立アリーナを生かした映像と音で彩るプロジェクションマッピングを開催しました。期間中は多くの方にご来場いただき、楽しんでいただくことができました。

