映像制作環境を拡げる、コンパクトIPスイッチャーAV-HSW10
「動くカラーバー機能」とは
放送クオリティの高画質映像を実現する10 bit処理に対応。また、フレームシンクロナイザーやゲンロック機能、 各種キーヤーなど、ハイクオリティな映像制作に必要な機能を多数搭載しています。SDI/HDMI入出力では、最小1 H(ゲンロック使用時)、または1フレーム+1 H(フレームシンクロナイザー使用時)での伝送が可能。低遅延で安定した映像伝送を実現します。さらにオーディオ入力にも対応し、映像と音声を本機1台で切り替え可能。近年加速しているオンライン講義や企業のウェビナー、ライブイベ ントなどで、ワンランク上の魅力的な映像配信を行うことができます。

運用に合わせて選べる 多彩なインターフェイス
3G-SDIやHDMIに加え、NDI®※1やSRT、RTMP/RTMPSなど、昨今の映像制作のニーズに応える多彩なIP伝送規格に対応。IPとSDIを組み合わせて利用可能な通常時に加え、 SRTとNDI®それぞれで入力数を拡張できる2つのモード を提供しています※2。現場規模やシステムに合わせて柔軟に選択することができ、IP対応のリモートカメラと組み合わせることで、シンプルなシステムでIPベースの映像制作を行うことも可能です。また、USB Video Classにも対応しており、WEB会議サービスとも高い親和性を発揮します。
※1:NDI®は映像伝送・制御技術であり、Vizrt NDI ABの米国およびその他の国における登録商標です。
※2:2025年1月のアップデートにより、3種類のモード選択が可能になりました。

IPベースでの映像配信の需要の高まりに応え、NDI®※2とSRTを ハイブリッドで使用できるこれまでのNormalモードに加え、NDI® High Bandwidthに特化したNDI® HBモード※3を提供。 これにより、運用や配信システムごとに適したIPでの入出力数 を選択して使用できます※4。もちろんいずれのモードであっても ベースバンドでの入出力数は変化しないため、IPとベースバンド でのハイブリッド運用は引き続き可能です。
※1:Ver. 3.0より対応。
※2:NDI®は映像伝送・制御技術であり、Vizrt NDI AB の米国およびその他の国における登録商標です。
※3:モード名称のため省略。NDI® High Bandwidthを指します。
※4:Normalモード・NDI® モードどちらかのモードのファームウェアを選択し、外部USBメモリを用いた書き換えと再起動が必要になります。Normalモードを使用した後、NDI®モードに変更したい場合は、都度ファームウェアの書き換えと再起動を行ってください。


ライブプロダクションの現場で求められるシンプルで分かりやすい操作性と、安心して使用できる堅牢な筐体設計 を実現。本体ボタンやフェーダーなど、これまで数多くの映像制作現場で採用されてきたコンパクトライブスイッ チャーAW-HS50の設計思想を踏襲しながらブラッシュ アップすることで、高品質な映像配信を円滑に行える操作パネルを実現しました。また、オン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)にも対応しています。

入力された複数のカメラ映像を、任意のカメラの色調に合わせ自動で調整する「自動色調整」機能を搭載。カメラごとにバラつきが出がちなマルチカメラでの収録・配信映像の色味を、シンプルなシステムで均一化することができます。

透過度(αチャンネル)の情報を持ったCG素材をPCからLANケーブル1本で直接入力できる「NDI®αチャンネル入力」に対応。※1イベント中の素材編集が簡単に行えるなど柔軟な運用に貢献します。
※1:NDI® αチャンネル入力を使用する際は、NDI® High Bandwidth の入力になります。

※1:NDI® αチャンネル入力を使用する際は、NDI® High Bandwidth の入力になります。
PinP、リニアキー、ルミナンスキー、クロマキー※を使用可能なキーヤーを2ch搭載。10 bit の信号処理ならではの高品質な合成が可能です。ワイプは16種類のパターンから選択できます。また、AUXバスを2系統装備しています。
※ クロマキーはキーヤー1でのみ選択可能。



入力されている映像に任意のオーディオ入力をアサイン可能。また、KEY がONになっている時のオーディオ多重入力のON/OFFも切り替えられ ます。映像制作・配信の現場で高い柔軟性を発揮します。
※Ver. 3.0より対応。
1画面に最大16分割の表示が可能なマルチビューアー出力機能を搭載。4分割、5分割(2種)、6分割(2種)、9分割、10分割(2種)、12分割、16分割から選択できます。また、ストリーミング利用時にはマルチビューアー内に配信時間、ビットレートなどの状態表示が可能です。

ネットワーク経由でPCやタブレット端末※からの映像確認、スイッチングが可能なソフトウェアコントロールパネルを無償で利用可能。
※対応OS:Windows / Mac

当社製リモートカメラコントローラーAW-RP150GJ/60GJと組み合わせることで、最大9台の当社製リモートカメラとの連携が可能。機器同士をIP接続することで、リモートカメラコントローラーでのカメラ選択と本機のAUX出力の切り替えを連動させたり(RP Link)、本機から各リモートカメラのタリーを制御することができます(タリー連携)。カメラ映像確認用のモニターや、タリー伝送用の機器などを別途追加する必要がないため、シンプルなシステムを構築できます。


LEDウォールやディスプレイ、プロジェクターなどの映像表示機器の動作・表示確認、出力確認で使用可能な動くカラーバー素材を2種類内蔵。信号発生器を使用せずにスイッチャー本体から直接テスト映像を出力できるため、本番に近いシステムで確認作業を行えます。イベント会場など仮設現場での準備を効率化します。


・TALLY/GPI端子からの出力に加えLAN経由でのタリー出力に対応。
・バックグラウンドのトランジションパターンやPinPのサイズ、ボーダーの幅など映像効果を登録し、呼び出して実行できるショットメモリーを12個搭載。
・KEY1 PVWやGPII-ENなどのメニュー項目の任意の機能を、ユーザーボタンに登録可能。
リアルとオンラインのハイブリッドイベントでは、会場のビジョン映像を3G-SDIや HDMIで出力し、IP伝送でリモート先へも簡単に配信することができます。また、NDI® αチャンネル対応によりCG素材の使用も容易です。
※ NDI® αチャンネル入力を使用する際は、NDI® High Bandwidthでの入力になります。

USB Video Class対応により、パソコンに特別なドライバーをインストールすることなく、TeamsやZoomなどのWEB会議サービスへストリーミング配信を行うことができます。

あらかじめ撮影した映像コンテンツの配信でも活躍。RTMP/RTMPS※に対応しているため、YouTubeなどの動画共有プラットフォームに直接映像をアップロードすることが可能です。
※Ver. 3.0より、RTMPS(出力のみ)に対応。

コンバーターやサブスイッチャー等、マルチに活躍。



※Ver. 3.0より、RTMPS(出力のみ)に対応。

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